そこは、デパートだった。
1階はよくある化粧品店が並んでいるようなおしゃれなフロア。
エントランスは石造りのきれいな百貨店。
私の作業場はその建物の7階だった。
そこは非常に地味なフロアで、2~3基並んでいるエレベータを降りると、デパートの屋上によくあるような、子供用の乗り物が1台いきなり目に入ってくる。
デパートというより、アパートのような雰囲気である。
そのフロアは手前は一応子供向けの用品を売っているが、奥の方は長机やら背の高い本棚やらが並んでいるようなところである。
一番奥にはスクリーンがかかっていて、私は同僚から仕事の説明を受けるときは、ここに資料が映し出されていた。
私はそこで今の現場の人たち(実在)と仕事をしていたが、特にやることがなくなってしまった。
私はそこでは赴任してきたばかりのようで、慣れない感じでいる。
さらに、メールも何か見当違いしたような質問を書いたものを送ってしまったようで、萎えている。
私は休憩と称してたまに下の階や外に出ていた。
その時も、特にやることがなくなってしまったので、サボるために外に出て休憩していると、やはり同様に休憩中の彼にあった。
いろいろ散策や話をするが、時間が何気に過ぎていくのが気になる。
途中でマックでお茶をしていたような気もする。
業後に会おうと約束して別れたが、私の関心はいかにサボりをカモフラージュするかであった。
自分の職場に戻るが、動揺して階を忘れてしまう。
本来は7階なのだが、誤って6階で降りてしまう。
降りてから違うと気付き、ドアが開いたままのエレベータに乗り込むが、また誤って5階に降りてしまう。
落ち着け、落ち着け。
7階に戻る。
人の気配はない。
さらに奥に行くと、講義室のように長机が何列か並んでいるところに人が沢山座り、講習会のようなものが開かれていた。
私はそこに紛れ込む。
ずっとここに紛れていたことにすればよいとせこいことを考えてる。
途中、質問をしにいこう(これもあたかも仕事をしていたかのように見せるカモフラージュの一種で、実は質問自体は抜け出す前から持っていた。)と席を立ち、同僚を探すが見当たらない。
逆に講習中に席を立ち、ウロウロしていたので、目立つ結果となってしまった。
恥ずかしくなって、こそこそと席に戻る。
夢はここで終わる。