2016年5月29日日曜日

蒼龍唐玉堂の汁無し坦々麺

28日(土)は、出社したあと、吉祥寺へ。

昼はラな気分だったので、蒼龍唐玉堂の汁無し坦々麺へ。

始めて行ったお店ですが、種類が多くて悩む。

いきなりですが、肉増しにしました。

が、実際来てみると、普通でもよかったのではと思うほどの肉の量!
麺より多かったような気がする。
これは肉を満喫したいときにはいいですね。

それほど辛くなかったけれど、モヤシやきくらげ、ネギも入っていて、最後まで飽きずに食べられました。

奥に見えているのは、海老マヨ餃子(揚げ餃子)。

マヨラーには溜まらない逸品でした。

こちらもうまい!

ボリューム満点で、おいしく頂きました!


美しく、そしてあまりに美味しい台湾ラーメン

先日のこと、台湾ラーメンを食べに御茶ノ水「こころ」へ。

「ラーメン」とは別のカテゴリに分けたいくらい、すさまじく、うまい。

初体験でしたが、ドストライクでしたね~。
こんなおいしいものがあるのか!

台湾ラーメンは名古屋発祥で、「こころ」は台湾ラーメンを生み出した「麺屋はなび」という店の、東京版のようです(本店は東京)。はなび公認とあることから、のれんわけ的な感じなのかな?

初回にも関わらず、いきなり肉増しにしてしまいましたが、肉も炙ってあってウマ―(>▽<)

カップ麺も出ているとのことで、後日早速購入。
サークルKサンクスで売ってるよ!
まだ食べていないけれど、卵をのせて食べてみたいと思います(>▽<)



筒井康隆著『夢の木坂分岐点』

筒井康隆著『夢の木坂分岐点』(新潮文庫)

5月7日の土曜日に下北沢散策の際に古本屋で見つけた本。

個人的には大当たりの本。

エッシャーのだまし絵と、ダリのシュルレアリスムの絵を文字にしたような作品。

この例えは自分ではとても絶妙だと思う。

最後まで読んで、最初の伏線に気付くので、読後、もう一回読み直さないといけない。

そういう意味で、読者も終わりから最初に戻っている。

raspberry pi 2(ラズベリーパイ2)~Windows 10 IoT Coreのセットアップ(仮想windows10OS@windows7) 失敗から成功まで~

前回はraspberry pi 2に標準OSを入れました。
⇒前回の日記
raspberry pi 2~標準OSのセットアップからOS起動確認まで~

今回は、Windows 10 IoT Core(ラズパイのwindows版OS)の導入編です。

自分は、windows10をVMでwindows7の中に仮想OSで構築しています。

windows10を仮想で構築している理由は、Windows10へのアップデートに失敗したからです。
長いこと奮闘しましたが、疲れて果てて諦めてしまいました。

かといって、ラズパイのためだけに、windows10端末を買う気もさらさらなし。

マイクロソフトのチャネル9内、「Windows 10 IoT Core ハンズオン トレーニング」の「2 章 - [ハンズオン] Windows 10 IoT Core のインストール」には、仮想は不可とあります。
https://channel9.msdn.com/Series/IoTCore-HandsOn

しかしながら、windows IoT Coreの導入は、仮想環境でもできました。

ただ、SDカードの選定と、仮想ゆえの制約により、結構苦労しました。

今回は、詳細な導入手順ではなく、むしろ失敗とその対処法について書きたいと思います。

■環境
ホスト・・・windows7
ゲスト・・・windows10(VMware Workstation 12 Playerで構築)
ネットワーク環境・・・通常時無線LAN。ラズパイ←→PC有線LAN

■Windows10 IoT Coreのダウンロードと、SDカードへの書き込み

ラズパイの標準OSのraspbian(ラズビアン)と同じように、Windows10 IoT Coreもネットからダウンロードします。

ダウンロードすると、諸々のツールと一緒にflash.ffuという、OSイメージがダウンロードされます。

そして、ダウンロード後、Windows IoT Image Helperが立ち上がり(自動的に立ち上がってきたような気がする)、SDカードを焼く画面に移動するのですが、ここで問題。

問題1:仮想OSがSDカードドライブを認識しない。「No SD cards found」となる。
⇒対処法1.USBは認識するので、SDカードリーダを使用する。
⇒対処法2.dismコマンドで手動で焼く。

この時点でSDカードリーダがなかったので、一旦をWindows IoT Image Helperの画面を閉じ、後日対応しました。

対応方法は、USBメモリをマウントして、ffuファイルをゲストからwindows7にコピーしてきて、適当な場所に置いて、コマンドプロンプトからdismコマンドで焼きました。この際、dismコマンド実行に必要なツールのインストールが必要でした。

■dismコマンドを使用して作成する方法(windows7で作成した場合)
1.SDカードをフォーマットする。
2.USBメモリ等で、ゲストwindows10からflash.ffuをコピーして、任意の場所に置く(1Gくらいあります。)
3.SDカードを挿す。
4.コマンドプロンプトを起動する。
5.SDカードのパーテションの確認のため、「diskpart」とうち、diskpartを起動する。
6.「DISKPART>」というプロンプトが返ってきたら「list disk」とうち、SDカードのディスク番号を確認する。

  ディスク      状態           サイズ   空き   ダイナ GPT
  ###                                          ミック
  ------------  -------------  -------  -------  ---  ---
  ディスク 0    オンライン           698 GB      0 B
  ディスク 1    オンライン          7600 MB      0 B

ディスク0はOSのハードディスクドライブなので、「ディスク 1」がSDカードに該当する。

7.「exit」とうち、プロンプトを終了する。
8.dismコマンドを実行する。今回は、Dドライブの直下にflash.ffuを置いています。「PhysicalDrive1」の「1」は、6で確認したディスク番号です。必要に応じて変えて下さい。

・コマンド
================================================================
"C:\Program Files (x86)\Windows Kits\10\Assessment and Deploym
ent Kit\Deployment Tools\x86\DISM\dism.exe" /Apply-Image /ImageFile:D:\flash.ffu
 /ApplyDrive:\\.\PhysicalDrive1 /SkipPlatformCheck
================================================================

ここで問題発生。

問題2:「apply-image は不明なオプションです。」というエラーになった。
⇒対処法:「Windows ADK RC for Windows 10」をダウンロードする。最低限「Deployment Tools」があればよい。
9.再実行。

================================================================
C:\Users\XXXXXX>"C:\Program Files (x86)\Windows Kits\10\Assessment and Deploym
ent Kit\Deployment Tools\x86\DISM\dism.exe" /Apply-Image /ImageFile:D:\flash.ffu
 /ApplyDrive:\\.\PhysicalDrive1 /SkipPlatformCheck

展開イメージのサービスと管理ツール
バージョン: 10.0.10586.0

Applying image
[==========================100.0%==========================]
操作は正常に完了しました。

================================================================

できた!

早速、テレビに繋いだところ、

問題点3:起動しない。

一旦windows7でむりくりOSイメージを作成したのですが、起動してみたら、ずっとロゴの下でクルクルが回り続けている状態。

この日は、1時間以上放置して諦めました。

結論から言うとSDカードとの相性が悪かったです。また、直接的な原因ではないと思いますが、クラス10が推奨されているところ、クラス4を使ってしまったのも問題でした。
このとき使用していたSDカードは、プリンストンのUniSerB 16GB Class4 です。

翌日、クラス10のSDカードを購入して、再度リトライ。

問題4:「Please wait while we get thing ready」の状態から変わらない。


今回も1時間以上放置して諦めました。

結論からいうと、これもSDカードとの相性が悪かったことが原因でした。
このとき使用していたSDカードは、SONYの8GB Class10 です。

調べたところ、東芝のクラス10、32Gの成功事例があったので、同じものを購入。

再度リトライ。

結果・・・

成功!!
ちゃんとIPも振られています。



しかし、試練は続く。

次にはだかった壁は、windows10側のwindows10 IoT Coreの監視ツールWindows IoT Core Watcherで検知されないという問題でした。


問題5:Windows IoT Core Watcherで検知されない
対処法:原因はVMの設定。NAT→ブリッジに変更する。ホストとゲストが異なるネットワークにいたことが原因のようです。

■VMのネットワーク設定の変更方法

VMのトップ画面から、OSを選択して、右クリック→「設定」を選択。



起動したら、認識されていました。


ここまでくればあとはVisual Studioを入れていろいろできそうですが、まだ問題は残っています

それは、パフォーマンスの問題。

ゲストOSは非常に動作が遅く、スタートメニューを押してからスタートメニューが起動するまで、遅いときで、数分かかったり、ゲストで作業しているとき、ホストとゲストが頻繁にフリーズしたりして、フラストレーションが溜まります。

どうしたらゲストがさくさく動くようになるのでしょう。
ゲストにVisual Studioを入れたいのですが、その前にこの問題を解決しなければなりません。
難しいとは思いますが。

今回はここまでです。

raspberry pi 2~標準OSのセットアップからOS起動確認まで~

ラズパイを買ってから、windows10 IoT Coreを仮想windows10環境で認識させるまで、数ヶ月苦労して、ようやく落ち着きましたので、ここまでの経緯をまとめていきたいと思います。

どれも基本的なことで、ネットにも沢山情報が載っていますが、自分自身の整理のためにまとめていきます。
この方面に明るい人間ではないので、初心者として分かる範囲で書いていきます。

■今回のテーマ
ラズパイ2の標準OSのセットアップからOS起動確認まで

■揃えたもの
・ラズパイ本体
・LANケーブル
・1A以上出力のアダプタ(電源用)
・マイクロUSBケーブル(電源用)
・teraterm(SSH通信の確認用。他のツールでも代用可)
・HDMIケーブル(あれば)
・モニタ(テレビで代用可)(あれば)

■PC側のOS
windows7

まずラズパイとはちっちゃなコンピュータです。
OSはDebianベースのLinuxです。



OSはネットからダウンロードします。
ラズパイはSDカードからブートイメージを読み込んで起動するので、ダウンロードしたら、SDカードに焼きます。

■ラズパイOSダウンロードページ


Raspbian(ラズビアン)とNOOBSとありますが、RaspbianはOSそのもので、NOOBSはRaspbian+αを含む、インストーラであり、OSそのものではありません。

最初迷いましたが、「+α」がよく分からなかったのと、とりあえずラズパイを動かしたい、というのが目的でしたので、Raspbianをダウンロードしました。

ダウンロードしたら、マイクロSDカードに焼いていきます。

最初4GのマイクロSDカードに焼いたら認識してくれませんでした。

SDカードは8G以上が必須要件です。

■今回使ったSDカード
プリンストンのUniSerB 8GB Class4

実はSDカードのメーカーはすごい重要で、raspbianのときは問題なかったのですが、windows IoT Coreのときは、ラズパイとSDカードの相性が合わず、SDカードを3回買い替えるハメになりました。

ダウンロードしたら、それをSDカードに焼き付けます。

■参考までに、今回SDカードに焼くのに使ったツール(いずれもフリーです)
・SDFormatter(SDカードフォーマット用)
・Win32DiskImager

さて、SDカードに焼いたら、ラズパイに挿しこみ、マイクロUSBを挿して電源供給を始めれば、すぐに起動が始まります。

が、

失敗その①

最初でいきなり躓いたのは、ネットワーク設定でした。

SDカード入れて、電源入れたものの、IPアドレスが振られず、疎通ができませんでした。
原因は、普段無線LANを使用しているため、有線LANとのブリッジ設定が必要だったこと。

■windows7でのネットワークブリッジの設定の仕方

1.「スタート」→「コントロール パネル」→「ネットワークとインターネット」→「ネットワークと共有センター」→「アダプターの設定の変更」

2.「ローカルエリア接続」を右クリックして「ブリッジ接続」を選択

3.「有効」になれば完了。


■IPの確認方法

①ラズパイに振られたIPの確認

1.コマンドプロンプトを立ち上げる。
2.ipconfigコマンドを実行
3.「イーサネット アダプター ネットワーク ブリッジ」のIP4アドレスを確認。
4.表示されているIPv4の前後で打ちまくり、確認(IPを固定にしていないため)。

イーサネット アダプター ネットワーク ブリッジ:

   IPv4 アドレス . . . . . . . . . . : 192.168.1.15
   サブネット マスク . . . . . . . . : 255.255.255.0
   デフォルト ゲートウェイ . . . . . : 192.168.1.1

のとき、192.168.1.25が振られていました。
大抵は一つ、二つとなりのIPが振られるようですが(192.168.1.16とか17とか)、そういうときもあれば、今回ブログ書く用にもう一度再接続したときは、192.168.1.25でした。

ping 192.168.1.25(ラズパイのIPアドレス)で、確認。
Linuxなので、TTL=64であれば疎通成功です。


②.SSHリモートログインしてみる。

1.teratermを立ち上げる。
2.①で確認したIPアドレスを入力。
3.デフォルトのID/パスワード(pi/raspberry)を入力

ログイン成功。


■モニターに繋いでみる。

後日、HDMIケーブルを購入し、モニタ(テレビ)に繋いでみた図。


以上です。

なお、ラズパイ本体は普通の家電量販店には滅多に売っていません。秋葉原では売っている店を3店舗見つけました。うち1店舗は本屋さんでした(専門雑誌の付属として買えるようです。)アマゾンなどネットで買うのが一般的なのかな。

2016年5月22日日曜日

ココナッツオイルを買ってみた

ココナッツオイルが美容にいいと言われていて、興味を惹かれていたので、小さいサイズを買ってみました。

小さいサイズにしたのは、ココナッツ自体は食べられないわけではないけれど、それほど好きというほどでもないので、念のため。

ヨーグルトと混ぜて食べてみようと思い、まず1回目。

意外にも硬く、ヨーグルトと混ざらない。固形の部分は果物につけて食べたら普通においしくいけました。バターのようにパンに塗って下さいと書いてあったので、元々硬いものなのかな。

今日、2回目。
やはり硬いと食べにくいので、湯せんで溶かしてみました。
無色透明のさらさらな液体になりました。

これをヨーグルトにインッ!分離したっ。

全部食べましたが、なかなか分量と温度の調整が難しいねぇ。
ヨーグルトを温めて、分離する前に混ぜるとよいらしいですが、ヨーグルトは冷たい方がいいなぁ。

ココナッツオイル自体は、思っていたほどココナッツの味が強くなく、抵抗なく食べられました。
今度はコーヒーに入れてみよう。

泉麻人/いとうせいこう著『コンビニエンス物語』

泉麻人/いとうせいこう著『コンビニエンス物語』(太田出版)

雑誌で連載されていたコラムをまとめたもの。

1990年に出版された本で、今ほどコンビニが至るところにあるという状態ではなかった時代に、各地の面白いコンビニに行って、ご当地の特色を反映したようなユニークな品物を1品買ってくる、というもの。

コラムが連載されていた期間は1987年9月~1989年12月。

ただそれだけなんだけど、連載が終わる頃にはいとうせいこう氏がかなり投げやりになっている。コンビニが普及し始めて、横並びになってきてしまったようだ。

今読むと、今はコンビニになんでもあるので、さほど衝撃を受けない。

地域性は残っているのだろうが、旅行に行って、現地のコンビニに行ってみよう、とはなかなかならない。このコラムが始まったばかりの時はそういうのがあったのだろうねー。

それにしても、80年代後半のわずか2年ばかりですごい普及したのですね。
それから30年経って、飽和状態になりつつあるという感じかー。
でもコンビニが生活に欠かせないものになっているという点では不動の地位を築いたわけで、すごいことだよね。

伊坂幸太郎著『魔王』

伊坂幸太郎著『魔王』(講談社文庫)

伊坂幸太郎のいつもの笑いと優しさが垣間見られる感じはそのままなのだけど、これは今まで読んだものとは読後感が何か違う。

タイトルに影響されてか、何か重くて暗いものを残す。

深読みできない人間なので、後から他の人の感想を読むと、「魔王は誰だったのか」という観点で推理する面白みもあったようだ。

しかし予想していなかった展開で、ちょっと油断していた。

普通の推理小説とも違う、小説とも違う。また別次元のような作品。

映画「世界から猫が消えたなら」

5月15日(日)に観てきました。

すごいよかった。

映画もよいし、音楽もよい。

何より驚いたのは、この作品の中に出てくる「ブエノスアイレス」という映画。

これ、「ブエノスアイレス」(HAPPY TOGETHER)、自分の最も印象に残る映画の中の1つに入っているんですよ。

監督のウォン・カーウァイの作品という意味でも好きなのですが。

1997年公開の映画なので、観たのはずっと前なのですが、この映画を観てイグアスの滝(アルゼンチンにあって、世界三大瀑布の1つに数えられている)に行きたくなった。
その思いは今でも変わらないですねー。

そして、「せかねこ」の中では、このイグアスの滝の映像が出てくる。
「ブエノスアイレス」の世界が一部再現されているわけです。

その繋がり自体はよく分からないのですが、「せかねこ」と「ブエノスアイレス」で2倍感動。

エンディングの音楽もよかった。

音楽は小林武史さんでした。

歌っている人もよかったですね~。声が透き通っていて。
※カラオケに入っているみたいなので歌ってみたい・・・。




そのまま輪切りドライみかん

成城石井で見つけました。

原材料はみかんのみ、砂糖は使っていないのに、実のところが透明でつやつやしています。
糖度が高いみかんを使うと、こうなるのだろうか。

甘い!

乾燥させても、冷凍させてもおいしく食べれるみかんはえらい。

他、レモンもありました。



映画「ルーム」

ずっと気になっていたので、先日映画館で観てきた。

映画自体の展開はテンポよく進んでよかったのだが、もやもやを残す感じで、状況説明がほしいと思うところもあった。

実話に基づいているが、監禁されていた当事者はもっと病んでいたのではないか、、、と思ってしまう。

7年間の監禁と妊娠、という状況から抜け出したあとの主人公は普通の生活を送っているように見えるが、推測するのも失礼だが、実際はもっと困難を抱えていたのではないかと思ってしまう。

こういう状況を体験したことのない人が、役になりきるのはちょっと無理があるのでは・・・と思った。

いとうせいこう/奥泉光/渡部直己著『小説の聖典(バイブル) -漫談で読む文学入門』

いとうせいこう/奥泉光/渡部直己著『小説の聖典(バイブル) -漫談で読む文学入門』 (河出文庫)

奥泉光氏といとうせいこう氏が文学について漫談形式で語ってきたものをおさめたもの。

笑いがあって、面白い。

近代文学について鋭い切れ味で読み解いている。

小説入門は、高橋源一郎氏の本も書いた本も読んだが(『一億三千万人のための小説教室』)、『小説の聖典』の方がより理屈っぽく書かれている点で、かえって分かりやすいと思う。

どちらの本も、筆者が推薦する本が紹介されているので、ここから本をピックアップして読んでいくという楽しみ方がある。

ところで、この漫談イベント2006年5月に第一回目が行われてから今も続いているみたいで、次回は7月28日(木)19:00~@下北沢の北沢ホールとか。

テーマは森鴎外『舞姫』です。

すごく行ってみたい。


2016年5月19日木曜日

いとうせいこう著『鼻に挟み撃ち他三編』

いとうせいこう著『鼻に挟み撃ち他三編』(集英社)

文学論作品であるが、私は小難しいことはあまり好きではなく、そのあいまに書かれるいとうせいこうし自身のエピソードが面白い。

なかでも、早稲田大の教員を内諾し、教壇に立つ準備を半年間している間、舞台の仕事、その他の仕事とこなし、パニック障害になった話。結局早稲田大の教員の話はキャンセルするのだが、そういう話をちゃんと書いているところがすごい。

表裏のない作風が好きなんだよねぇ。



2016年5月15日日曜日

Windows7→Windows10アップデート失敗・・・

Windows10のアップデートができない・・・
プログラム(?)のインストールまでは完了するのですが、再起動後のアップグレードで固まる。

自分の使っているのは、富士通のLIFE BOOK 2010年の冬モデル AH700/5B。

ここまではうまくいくが・・・



再起動後


100%になったあと、ここでロゴだけ出た画面で固まる。


HDDに書き込みがされていないことをPCのランプで確認して、一旦ブチ切り。
事前にドライバの最新化をしていなかったので、その作業を行って再起動。


ここで、固まる。


当モデルは富士通のアップグレード対象機ではないですが、うまくいったよ、という情報もネットにはあるので、リトライしてみたいところ。

いとうせいこう著『ノーライフキング』

いとうせいこう著『ノーライフキング』(河出文庫)

びっくりしたのが、この本の直前に伊坂幸太郎の『ガソリン生活』を読んでいたのだが、ストーリーは全く別なのにもかかわらず、何か似ている要素がいくつかあり、ガソリン生活と記憶がときどき混同することがあった。

どの辺が似ていたかというと、

・母子家庭
・「望月家」が出てくる(『ガソリン生活』では主役の家庭)
・主役が小学生の男の子(『ガソリン生活』では他にも主役はいたが)
・「噂」がキーワードの一つ
・機械がテーマ(『ガソリン生活』では車、『ノーライフキング』ではゲーム機)
・主役の少年と接触する記者が出てくる(『ガソリン生活』は玉田、『ノーライフキング』では水田)
・マスメディアの騒ぎ方について記述される

というわけで、ときどきこれは『ガソリン』の続きだっけ・・・と混同してしまうことがたまにあった。

ファミコン全盛期の時代、小学生の間で「このゲームをクリアできないと呪われる・・・」という都市伝説が流行、その影響力たるや、メディアによる騒動にまで発展する。

時代を鋭くとらえた著者の勘が冴えわたっている。
見えない「王様」を崇高する小学生たちもいろいろ混乱しているが、その様子の書きっぷりがうまい。

あとがきによると、まるで何かに憑りつかれたようにこの話が浮かんできたとのこと。

ファミコン全盛期とは私の世代のことか・・・。
自分はゲームやらせてもらえなかったのですが。

伊坂幸太郎著『ガソリン生活』

伊坂幸太郎著『ガソリン生活』(朝日新聞出版)

車が喋っている。

最初何が喋っているのかと思ったら、車であった。

これがまたおもしろい。
ハンドルを殴ったら、「殴ったね!」と怒っている。

事件の現場に遭遇したり、犯人を実際に乗せたりした車は情報連携し合うが、いかんせん車なのに人間に伝えられない。伝えたいのに、、、も~、ともどかしい。
車の話しっぷりがとてもコミカルでときどき噴いてしまった。

伊坂幸太郎の話には優しさが沢山こもっている。

いや、実際人は死んでいるし、被害者も多数という意味では優しくはないが、被害者を助けよう、支えよう、守ろうとする人たちが必ずいて、その気持ちがとても温かい。
今回は車も陰ながらに人間(持ち主)をフォローしている。行動には起こせないのだが・・・。

さて、小説に話を戻すと、今回はなるほど、この発想はなかったなと思う結末。
どの変がを書くとネタバレになってしまうので、もどかしい。

しかし、彼らはハッピーエンドになってはいるが、今後大変だろうなぁ、とも思ってしまう。

「彼ら」が誰をさすかは、読んでからのお楽しみ(笑)

2016年5月14日土曜日

基盤 raspberry pi 2 を使う

経緯はさておき、電子工作経験0の私が基盤をいじってます。

その基盤とは、raspberry pi(ラズベリーパイ)です!

ラズパイって何?を回答できるようになるところから勉強していきたいと思っているので、とりあえず今回はここまで。


2016年5月12日木曜日

深水黎一郎著『五声のリチェルカーレ』

深水黎一郎著『五声のリチェルカーレ』(創元推理文庫)

非常に淡々としているが、最後の最後に意外なトリックが仕掛けられている。

私はあまり深く考えなかったので、謎の答えが分からず、読後にネットでネタバレを調べてしまっただめな読者である。

すごくよくできていて、あまりみない独特の雰囲気がある。

でも頭を使って読む、という意識がなかったので、最後は???で終わってしまった。
最初からトリックが仕掛けられていると分かっていればなぁ。

2016年5月10日火曜日

李恢成著『百年の旅人たち』

李恢成(り・かいせい)著『百年の旅人たち』(新潮文庫)

700頁越えの本。
GWを利用して読んだ。

きっかけとなったのは、先日読んだ山内昌之さんと佐藤優さんの『新・地政学―第三次世界大戦」を読み解く』の本の中で触れられていたから。

どういう形で触れられていたかは忘れてしまったが、気になったので購入。
分厚いなぁというのが第一印象。

小説だが、歴史的背景としては事実であり、著者も登場人物の中の一人として描かれているようである。

彼らを取り巻く状況も複雑で、あまりついていけてないのだが、樺太では日本人として暮らし、戦時中も日本人として大東亜共栄圏の思想を支持し、日本人と結婚し、暮らしていた彼らは、一方で入植者として差別を受け、戦後は占領軍であるソ連により、日本人がどんどん帰国していく一方で朝鮮人として樺太に留められ、日本の軍国主義に迎合したといって糾弾され(確実ではないが、首謀者とみなされた人はシベリアに移送されたと思われる記述があったように思う)、なんとかして(確実ではないが偽造パスポートを使用した?と思われる記述がある)日本に渡ったが、今度は日本の占領軍であるアメリカにソ連のスパイだ、工作者だのと疑われ、結局それぞれの故郷に強制送還される決断を下される。

長崎の収容所までついたものの、そこで「38度線」を知らされる。
登場人物は何人かいるが、中心的に描かれる人物の祖国は北朝鮮であり、そのためには38度線を越えていかねばならない。しかし祖国の底は「犬一匹通れない」ような状況となっているのである。

苦渋の決断の末、日本に残留することを決意する人と、祖国に戻る人とに分かれ、残留組は、つてを求めてまた北海道に戻ることを決意する。

最後、祖国に戻る人たちを見送る場面は、それを体験した人ではないと描けないような情景と心境が綴られている。

これを読んで、心を動かされるというより、こういう歴史があったのか、ということを思った。
樺太に出稼ぎにきていた朝鮮人の歴史や、その後どうしたかということを思ったことはない。

この本にはまさにその当事者が事実を描いている。
小説ではあるが、ノンフィクションに近い印象を受ける。
知らない歴史を知る上で、よい本だと思う。

2016年5月1日日曜日

第19回花の里おごせ健康づくりウオーキング大会


4月29日(土)、越生のハイキングイベント(15kmコース)に参加してきました。

昨年の梅まつり以来、越生は2回目なのですが、昨年の1回目で大好きになってしまって、この日も今か今かと心待ち。

前日大雨で天気が心配だったのですが、当日はこの通り快晴!!
最後までお天気の日となりました。


ちょうどこの日は越生市がハイキングの街宣言をした日でもあり、除幕式もありましたよ。

コースは8km、10km、15kmから事前に選べるのですが、今回は15kmに挑戦。

受付をすまし、スタート時間まで待って、越生市のマスコットキャラクターうめりんに見送られて出発。

この時はこの先に過酷な道が待っているとは、思ってはいなかった。

途中でキビ餅を買ったり、藤の花を観たり、上り坂もあったものの前半は順調。

すごく気持ちよいです。


11時30分頃、途中の休憩所にてお弁当タイム。
休憩所でお茶と小梅の梅干しのサービスがありました。感謝。

従姉夫婦がおにぎりやパンを作ってきてくれて、休憩所で買った梅干しと一緒に頂きました。
おいしすぎる。最高。


食後はまたのんびりとした道を進み、五大尊つつじ公園に行って満開のツツジを鑑賞。

ツツジは梅と季節が被らないので、梅まつりに来たときに観られなかったのでよかった~。



このつつじ公園から、ハイキングコースに合流するんですが、いきなりの登り坂。

ここからこれまでののんびり気分が一転。

途中の無名戦士の墓。

ここからの景色は最高です。



だがここで、水が切れた・・・。

案内の人曰く、ここから4km山道が続き、途中何もないとのこと。

かといってつつじ公園に戻る気力もなく、従妹の水を分けてもらってスタートしました。

うん、ここからは完全に甘く見ていた。

きつい。


従妹夫婦は大丈夫そうでしたが、自分はあっという間に息が上がってしまい、体力の無さを実感。あと靴もスニーカーでなく、底の丸いタイプ(足に負荷をかけるダイエットシューズ)だったし、恰好も例の如くショルダーのオフィスバックだから、完全に山なめきった格好で参加してしまい、次回はちゃんとスニーカーとリュックを用意しようと決意しました。

それでも事故を起こすことなく、1時間30分程で無事山道を克服。

今回超えた山は西山高取といって、標高270m程。
この程度で息上がっていたのかとショック。

山道を出たあとは、梅の木を観ながらスタート地点と同じ会場へ。

小さい梅の実がいっぱい生っていましたよ。かわいい。





15時15分にゴー~~~~~ル!!!
10時に出発したので、5時間かけて完歩!

祝杯!


飲んでいる途中に、堀たてのタケノコが並び始めた!
この大きさで一本280円!

持って帰ることを考える間もなく、一瞬で決意!
ぬかと一緒に頂いてきたのでした。

写真は家に帰ってきてから撮ったもの。
隣のおまんじゅうと比べると、どれだけ大きいか分かるでしょう。
タケノコが掘れるところでは普通のサイズなのかもしれないが・・・。



おいしい油揚げをつまみに一杯やったあとは、川越へ移動。

川越プリン等々お土産を購入。

今回の歩数は30、520歩!

次回も是非参加したいです。